美しいアンナプルナエリアをゆっくりと一周するコースです。マルシャンディ川に沿って低地から徐々に標高を上げながら進み、コース中最高高度のトロンパス（5416ｍ）を越え、聖地ムクティナートや天然温泉のあるタトパニ、アンナプルナ山群の絶景ポイントプーンヒルを経てポカラに終着するコースです。低地から歩き始めるため高山病の心配は少ないものの、長めのコース日数や5000ｍ超の峠越えを含むコースのため、ある程度トレッキング経験のある中級者以上のトレッカーにお勧めです。
アンナプルナ連峰、ダウラギリ、マナスル、ニリギリ、マチャプチャレなどの名ヒマラヤが様々な角度から楽しめるのはもちろん、高度毎に異なる風景や村の様子など、変化に富んだコースはトレッカーを飽きさせません。トロンパスや世界一深い渓谷のカリガンダキなど神秘的な大自然と美しい大地を探究し、多様な民族がまじりあった生活を垣間見たりと、様々な魅力があるコースです。
名峰群を仰ぎ見ながら歩くネパールトレッキングの大人気ルートに、ぜひ挑戦してみませんか。
ようこそネパールへ。弊社担当スタッフが空港までお迎えにあがります。その後ホテルへ移動し、ご旅行日程の打ち合わせをします。ご質問やご不安な点などありましたら遠慮なく担当スタッフへお申し出ください。打ち合わせ後、翌日からのトレッキングの準備を。不足しているものがあればホテル周辺（タメル地区）にて購入することができます。
＜宿泊：タメル＞
朝食後、カトマンズをバスで出発します。プリティビハイウェイからは晴れた日には遠くヒマラヤが見え、点在するバザールやトリスリ川やマルシャンディ川沿いに広がる緑豊かな棚田作りの美しい景色を見ることができます。ハイウェイを離れ北へ入り、ベシサハルの先ブルブレまで向かいます。
＜宿泊：ブルブレ／移動時間：約7時間＞
アンナプルナ一周のトレッキング初日です。マルシャンディ川に沿っていくつかのつり橋を渡りながら進みます。棚田や森、滝などの美しい風景が続く中、広大な農地が広がるゲルム村の景色は一見の価値があります。シャンゲ、ジャガットを通りチャムジェまで進みます。
＜宿泊：チャムジェ／歩行時間：約6時間＞
朝食後、マルシャンディ川に沿った急な上り道から今日のトレックが始まります。サッタレを過ぎ公式のエントリーポイントを越えるとマナン地域のタルに到着です。さらに上り道を進み石段を登ると、何世紀も前の古いチョルテン（仏塔）があるダラパニに到着します。ダラパニで一息ついたら、もう少し先のバガルチャップまで進みます。
＜宿泊：バガルチャップ／歩行時間：約7時間＞
朝食後、岩の多い道を歩き始めます。ティマンを通り、亜熱帯の森を抜けたら、マナン地域の中心地のチャーメまで穏やかな道を進みます。チャーメからは素晴らしいアンナプルナの眺望が期待出来ます。また、まだ疲れはたまっていないかもしれませんが、温泉も楽しむことが出来ます。
＜宿泊：チャーメ／歩行時間：約6時間＞
チャーメからは鬱蒼と木々が生い茂る道を進みます。地平線上に見える雪に覆われた山々の頂を眺めながら歩き、そして渓谷の景色を楽しみながら多くのつり橋を渡って進むと、ピサンピークの麓に位置するピサン村に到着です。
＜宿泊：ピサン／歩行時間：約6時間＞
ピサンから先は荒涼としており、動物の群れやトレッカーの姿がアクセントを加えている乾燥した景色の中を歩きます。マナンに近づくにつれアンナプルナ各峰に近づいていることが実感でき、雪をいただいた名峰の数々に圧倒されること間違いありません。バラガを通過したらすぐ、チベット仏教徒の大きな村マナンに到着です。
＜宿泊：マナン／歩行時間：約7時間＞
高度順応のためマナンに1日滞在します。チベット仏教の僧院や仏塔、マニの壁を見学しながら、古くから受け継がれてきたチベット仏教徒たちの文化や暮らしぶりをご自身の目でご覧ください。体力の余裕に合わせて、ガンガプルナ湖など周辺の見どころまで足を延ばしましょう。
＜宿泊：マナン／歩行時間：内容次第＞
マナンを出発すると上り道が続きます。小川から急勾配を登ったあとは、平たんな放牧地を歩きます。ガンガプルナやアンナプルナの雄姿を楽しみながら進みましょう。ヤクカルカまでトレッキング。
＜宿泊：ヤクカルカ／歩行時間：約4時間＞
ヤクカルカからレダーまで緩やかな上り道を進みます。その後川まで下りが続き、トロンフェディまでは再び上り道を歩きます。視界から緑が消え、空気が薄くなってきたことを実感しながら、ゆっくりとそして着実に進みましょう。翌日のトロンパス越えに備えて、しっかり休み十分な睡眠をとりましょう。
（体力的に余裕がある場合、9日目にレダー（4290ｍ）まで、10日目にトロンハイキャンプ（4800ｍ）まで進み、峠越えの日のスケジュールを短縮することも可能です。）
＜宿泊：トロンフェディ／歩行時間：約4時間＞
早朝トロンフェディを出発します。トロンハイキャンプまでは岩の多い急斜面、トロンパスまでは緩やかな上りとなります。峠からはアンナプルナ山群やマナスル、チュルピークなどを見ることができます。壮大な景色を楽しみ写真撮影を済ませたら、ヒンズー教と仏教の聖地として知られるムクティナートを目指して下山を開始します。急で滑りやすい箇所があるため、慎重に下りましょう。
＜宿泊：ムクティナート／歩行時間：約8時間＞
祈りの鐘を聞きながら聖地を後にします。下り道を進みカリガンダキ川に突き当たったら、川に沿ってジョムソン、そしてジョムソン街道で最も美しい村といわれているマルファまで進みます。かつてのチベット交易路の宿場町の風情を残す村で、長期滞在しているトレッカーの姿もあります。マルファ村の名前の由来はマル＝厳しい労働、ファ＝人々、その名のとおり、村人たちは乾燥した山岳気候の中での厳しい農業、ラバによる荷役を職業としています。マルファは「りんごの里」としても知られています。日本のNGOによる協力もあり、りんごを使ったお菓子やジャムが特産品です。さらにこのマルファは河口慧海ゆかりの地でもあり、河口慧海記念館があります。
＜宿泊：マルファ／歩行時間：約7時間＞
マルファを出発し、カリガンダキ川に沿って長い道をひたすら歩きカロパニまで進みます。道中のラルジュン村から少し山に入ったナウリコット村には、贅沢な絶景ホテルとして有名なロッジタサンビレッジがあります。
＜宿泊：カロパニ／歩行時間：約5時間＞
川に沿って下山を続け、カリガンダキ川の素晴らしい景色を楽しみながらレテ、ガーサを通りタトパニまで進みます。タト（熱い）パニ（水）の名の通り、タトパニには天然温泉が湧いています。カリガンダキ川の河原にある素朴な露天風呂に浸かって、これまでのトレッキングを振り返りながらゆっくり疲れを癒してください。
＜宿泊：タトパニ／歩行時間：約6時間＞
温泉で疲れをとった翌日は、再び上りの一日です。森や田畑を抜けガラ、シーカまで、シーカからはシャクナゲの森を通り、ゴレパニまで鳥のさえずりを楽しみながら進み続けます。アンナプルナの絶景ポイントのプーンヒルへは翌朝登ります。今日は長めのトレックだったこともあり、早めに休みましょう。シャクナゲに囲まれた村ゴレパニで一泊します。
＜宿泊：ゴレパニ／歩行時間：約8時間＞
早起きをして、日の出鑑賞のためプーンヒルへ向かいます（約1.5時間）。プーンヒルからはダウラギリ、アンナプルナ、ヒウンチュリ、マチャプチャレなどを望むことが出来、これらの名峰を照らしながら現れる朝日はとても魅力的です。朝焼けそして日の出を楽しみ、いったんゴレパニまで戻り朝食をとった後、ウレリ、ティルケドゥンガを経由してナヤプルまで下山します。ここからは車でポカラまで戻ります（約1時間）。
ポカラに到着したら思う存分シャワーを浴びて、湖畔の散策やお買い物、マッサージなど思い思いにお過ごしください。
＜宿泊：ポカラ／歩行時間：約7時間＞
ポカラからカトマンズまでの美しい景色を楽しみながら、ツーリストバスでカトマンズへ戻ります。カトマンズのホテル到着後はゆっくりお休みください。
（通常、2日目のカトマンズのホテル出発から17日目のカトマンズのホテル到着までガイドが同行しますが、ガイドのスケジュールによっては、ガイドとポカラで解散となる場合がございます。ご了承ください。）
（せっかくだから少しは観光もしたいというお客様には、午前中にポカラ観光をし午後のフライトでカトマンズへ戻る、午前のフライトでカトマンズへ戻り午後をカトマンズ観光に充てる、といったアレンジもお勧めです。）
＜宿泊：タメル／移動時間：6～7時間＞
お土産の買い忘れ、ネパール料理の食べ忘れがないよう、ホテル出発までの貴重な時間を大切にお使いください。お客様のフライト時間に合わせ、空港までお送りします。
弊社のトレッキングツアーにご参加いただき、ありがとうございました。またのお越しをスタッフ一同お待ちしております。
これらのスケジュールは、我々の経験やトレッキングへ行かれたゲストの声をもとに組んでおりますが、お客様のご要望に合わせて変更可能です。
様々な地域の、様々なアクティビティを、組み合わせて手配することが可能です。チトワン国立公園、ジャングルサファリ、世界遺産ツアー、ルンビニ、山岳遊覧飛行、ラフティングなど、お客様のご希望をお聞かせ下さい。我々が実現いたします。
